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黄金色の完熟カボス名産に 埼玉・小鹿野、有志がPR

 「秩父黄金かぼす」生産者の栗原静男さん(4日、埼玉県小鹿野町)=共同

黄金色のカボスを召し上がれ――。埼玉県小鹿野町の有志が、これまで生産者だけが味わっていた完熟カボスを「秩父黄金かぼす」と名付け、名産品にしようと取り組んでいる。緑色のカボスより果汁が多く、酸っぱさ控えめの爽やかな甘みが特徴。料理に取り入れ飲食店で提供するイベントも始め、知る人ぞ知る美味をPRする。

「今年は豊作だよ」。12月上旬、黄色く熟した実に、生産者の栗原静男さん(80)が笑顔を見せた。カボスは大分県が全国生産量の9割以上を占め、埼玉・秩父地域は新興の産地だ。通常は緑色の状態で9~10月ごろに出荷し、熟したものは商品として扱わなかった。「自分たちだけで楽しんで味わっていた」と栗原さんは振り返る。

知られざる美味に目を付けた町は昨年1月、飲食店で完熟カボス料理を食べてもらうイベントを開催。参加したのはわずか3店だったが、アンケートに300件以上の回答があり、「おいしく見た目も華やか」など好意的な意見がほとんどだったという。

生産者や飲食店主らの実行委員会が発足し、回を重ねるごとにイベントの規模を拡大。3回目として開いた黄金のかぼす祭(12月4日~2021年1月17日)には18店がエントリーした。

 「秩父黄金かぼす」を使ったスペアリブ(手前)と油淋鶏(4日、埼玉県小鹿野町)=共同

初回から参加を続ける中華料理店「春雷」は、完熟カボスのマーマレードで煮込むスペアリブやかぼすソースのユーリンチーを提供。店主の丸山喜一さん(62)は「どれも自信作。評判はとてもいい」と胸を張る。

21年1月下旬ごろにはサクマ製菓の協力で、完熟カボス味のドロップが発売される予定。町産業振興課の担当者は「販路を拡大し、ブランド化を目指したい」と意気込んでいる。〔共同〕

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