核廃絶の願いつなぐ動画 高校生平和大使が発信

国内外で核兵器廃絶を訴える「高校生平和大使」は24日までに、高校生らがスケッチブックに書いた平和のメッセージを次々とつないでいく動画をユーチューブに公開した。核兵器禁止条約発効に合わせた取り組みで、条約を知らない同世代にアピールし、核問題を身近に感じてもらう狙いがある。
タイトルは「ピースブックリレー」。被爆したクスノキをテーマにした長崎市出身の歌手、福山雅治さんの楽曲「クスノキ」をBGMに、広島や長崎をはじめ、北海道、福島、大阪、熊本など各地の高校生が「核兵器の問題は"超"自分事」「若い世代も声をあげよう」などとするメッセージを書いたスケッチブックを掲げ、核廃絶を訴えた。
韓国や米ハワイの高校生も含め約120人が参加。動画編集を担当した平和大使の鎮西学院高(長崎県諫早市)2年の大沢新之介さんは「核問題について少しでも考えてもらえるきっかけになれば」と期待している。〔共同〕