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クジラ耳骨、哺乳類と共通 福井県立恐竜博物館

福井県立恐竜博物館(勝山市)は、コンピューター断層撮影(CT)を使ってクジラ類の耳骨の内部構造を世界で初めて解明したと発表した。これまで他の一般的な哺乳類との詳しい比較がされていなかったが、今回の研究で哺乳類共通の基本構造を備えていることが分かった。

クジラ類の耳骨は数センチで、形の違いから種の分類にも使われているが、頭骨から外れやすく、上下逆さまに誤解している研究者もいたという。同館の一島啓人研究・展示課長は「正しい構造が判明した意義は大きい。陸生から水生になったクジラの進化を研究する基礎になる」と話した。

恐竜博物館と足寄動物化石博物館(北海道足寄町)のチームは、マッコウクジラやシャチなど7種で、CTを使い耳骨内部の内耳や神経の構造を分析。イノシシやゴマフアザラシといった他の哺乳類と同じく、脳からバランス感覚をつかさどる三半規管につながる神経の経路「単孔」と「上前庭野」が確認された。

一方、クジラ類の多くの種で、神経が内耳に入る部分にある「垂直稜」に独特な発達がみられ、水中での生活や耳の使い方が影響している可能性がある。成果は、米学術誌に掲載された。〔共同〕

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