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五輪開会式、対策徹底なら感染リスク大幅減 専門家試算

国立競技場

福島県立医科大の村上道夫准教授らの研究グループは22日までに、7月に国立競技場(東京・新宿)で予定される東京五輪の開会式をモデルに新型コロナウイルスの感染リスクや、対策を講じた際の効果を検証したシミュレーション結果を公表した。

フルスタジアムに近い6万人の観客を入れ、観客の中に抗体保有者はおらず、無症状の感染者がいた場合を想定。何も対策を講じていないと場内の感染者1人から平均1.5~1.7人の新規感染者が発生すると予測した。

マスクの着用や入退場時の距離確保、手すりの消毒などの感染対策を観客や主催者側が徹底すれば数値は0.009~0.012人に下がり、99%のリスク低減効果が見込めるとした。観客に感染者が混じる確率は市中感染の状況で変動するため、「100万人に1人」から「1万人に1人」の範囲内で5段階に分けてシミュレーションした。

21日、微生物のリスク分析に関する国際専門誌「マイクロバイアル・リスク・アナリシス」のオンライン版に論文掲載された。グループの東京大医科学研究所・井元清哉教授は「観客と主催者双方が対策を徹底することが重要だ」と指摘。研究結果は「五輪の開催を社会で議論する際の科学的な材料にしてほしい」と話している。

村上准教授や井元教授は、プロ野球とJリーグが昨春に共同で設立した「新型コロナウイルス対策連絡会議」にも参加する専門家。大規模イベントのリスク制御の観点から感染対策を助言している。

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