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東京都で822人感染 全国でも最多更新

(更新)

国内では17日、新たに3211人の新型コロナウイルス感染者が確認され、過去最多を更新した。東京822人、大阪351人、神奈川319人など。宮城、東京、神奈川、広島の1都3県でそれぞれ過去最多を更新した。死者は大阪で12人、北海道で6人、埼玉、静岡、兵庫で各3人などで計38人。厚生労働省によると、重症者は前日より13人減って605人となった。

東京都は同日開いた「モニタリング会議」で、入院者数の高止まりなどを受け、医療提供体制を4段階の警戒レベルで最も深刻な「逼迫している」に引き上げた。最高レベルは7月に現行指標を導入してから初めて。感染状況は、11月から続く最も深刻なレベルに据え置いた。

小池百合子知事は同日の記者会見で「年末年始コロナ特別警報」と銘打ち、帰省などで人の移動が増える年末年始に向けて集中的な警戒を呼びかけるとした。「(専門家から)このペースでは新規感染者が遠からず千人の大台に乗ると指摘があった。今こそ、命を守る観点から危機感を共有しないといけない」と述べた。

都は重症者用病床を50床増やすなど、確保病床を現在の3千床から4千床に上積みする。入院患者の判断基準の見直しも検討する。65歳以上は原則入院だったが、70歳未満で基礎疾患や認知機能に問題がない場合はホテルなどでの宿泊療養とする方針。

西村康稔経済財政・再生相は同日の記者会見で、都内の感染状況について「極めて強い危機感を持って注視している」と述べた。夜の繁華街の人の流れについて「なかなか思うように減っていない部分もある」とし、飲食店や利用客に「感染防止策を徹底してほしい」と呼びかけた。

この日の都の会議に出席した東京版CDC(疾病対策センター)の「東京iCDC」専門家ボードの賀来満夫座長も忘年会や新年会への参加自粛を呼びかけた。帰省する際は2週間前から会食を避けることなどを提案した。

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