「交通弱者」住民が送迎 復興目指す福島・大熊町の実験
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東日本大震災から間もなく10年。長らく全町避難を余儀なくされた福島県大熊町が、住民ら有志による自家用車での輸送サービスの実証実験を始めた。高齢者の「足」に育てて町に帰還を促し、東京電力福島第1原子力発電所事故で離散したコミュニティーを再構築する狙いもある。ドライバー確保など課題は多いが、実用化を模索する。(村田篤史)
「36度1分。大丈夫ですね」。昨年12月11日午前、町南部の大川原地区。山あいの...
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