ワクチン準備、自治体手探り　会場や人材確保に課題

新型コロナウイルス感染対策の決め手と期待されるワクチン接種の準備に自治体が動き始めた。接種会場が過密になるのを避けつつ、ワクチンを行き渡らせるのは容易ではない。医療体制が逼迫するなか、接種業務に携わる医師や看護師の確保も課題で、全国規模の大事業は曲折が予想される。

政府は2020年末、ワクチン接種の優先順位を示した。まず医療従事者1万人から接種を始め、3月には医療従事者など370万人に対象を広げる...