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福島・宮城で震度6強、50人以上負傷

(更新)

13日午後11時7分、宮城県南部、福島県中通りと浜通りで震度6強の地震があった。気象庁によると、震源地は福島県沖で震源の深さは約55キロメートル、地震の規模を示すマグニチュード(M)は7.3。津波の心配はない。各地の消防などによると、宮城県や福島県で50人以上の負傷者が確認された。

 地震の影響で倒れた門(14日午前1時9分、福島県桑折町)=共同

集合住宅での火災や落石、電線の断線といった情報も相次ぎ、東北地方から関東地方を中心に大規模な停電が一時発生した。東日本高速道路などによると、東北自動車道、常磐自動車道などが通行止めになった。常磐自動車道では路面の隆起や土砂崩れが起きた。

気象庁によると、今回の地震は2011年3月の東日本大震災の余震とみられる。今後1週間は震度6強程度の地震に注意が必要としている。同庁ホームページによると、東北沖を震源とする最大震度6強の地震は11年4月7日以来、約10年ぶり。

東京電力パワーグリッドによると、地震による影響で茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、山梨、静岡の1都8県で一時、計80万軒以上が一時停電した。東北電力ネットワークによると、福島、岩手、宮城、新潟の4県で一時、計9万軒以上が停電した。

加藤勝信官房長官は14日未明、首相官邸で記者会見し、地震による津波の可能性について「若干の海面変動がある可能性があるが、被害の心配はない」と述べた。人的・建物被害は「現在確認中だ」と語った。

政府は13日午後11時9分に首相官邸の危機管理センターに官邸対策室を設置し、被害状況の把握を急いだ。菅義偉首相からは①早急な被害状況の把握②被災者の救命・救助③国民への的確な情報提供――の3点の指示があったと表明した。

福島・宮城の震度6強の地震について、記者会見する加藤官房長官(14日未明、首相官邸)

加藤氏は東京電力福島第2原子力発電所や東北電力女川原発について「異常なしと報告を受けている」と説明した。東電福島第1原発については、記者会見後に政府が「異常がないことを確認した」と発表した。

宮城県や地元消防によると、火災が仙台市内で1件、塩釜市内で1件発生した。福島市の地元消防署によると、JR福島駅近くの集合住宅でも火災が発生したとの情報があり、状況を確認している。

JR東日本によると、東北、上越、北陸の各新幹線が一部区間で停電し運休。上越、北陸の各新幹線は約1時間後に運転を再開した。

地震発生後、騒然とするJR仙台駅(13日午後11時40分、仙台市)=時事

各地の震度は次のとおり。震度6強=宮城県蔵王町、福島県相馬市、国見町、新地町▽震度6弱=宮城県石巻市、福島市、福島県郡山市▽震度5強=仙台市青葉区、宮城県名取市、東松島市、福島県いわき市、田村市、栃木県那須町▽震度5弱=仙台市宮城野区、宮城県栗原市、岩手県一関市、茨城県日立市、埼玉県加須市▽震度4=宮城県気仙沼市、福島県会津若松市、秋田市、盛岡市、水戸市、前橋市、千葉市中央区、さいたま市大宮区、東京都千代田区、横浜市中区、川崎市川崎区など。

地震のため家具が倒れ、家財が散乱した民家の部屋(13日午後11時20分ごろ、福島県郡山市)=共同

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