/

レバノン爆発は「噴火級」 北海道大、宇宙に電子乱れ

レバノンの首都ベイルートの爆発で破壊されたままのガソリンスタンド(1月)=共同

【カイロ=共同】レバノンの首都ベイルートで昨年8月に発生した大規模爆発は、高度約300キロの宇宙空間にまで電子の乱れが及び、2011年の霧島山・新燃岳(宮崎、鹿児島県境)の噴火に匹敵する威力だったとする研究成果を北海道大などのグループがまとめ、15日までに英科学誌サイエンティフィック・リポーツで発表した。

衛星で地震波動を計測する技術が用いられた。この波動は東日本大震災でも確認されている。

爆発は港の硝酸アンモニウムの引火が原因とされ、約200人が死亡、30万人が住居を失った。北大大学院の日置幸介教授(地球物理学)は「自然災害規模の威力で驚いた。核兵器以外では史上最大の人工的爆発だろう」と話した。

昨年8~10月にインドの研究者らと合同調査。イスラエルの受信局を使った全地球測位システム(GPS)を用い、電子が広がる層「電離圏」で爆発による音波が引き起こした電子の乱れを確認、日本の最近の噴火記録と比較した。

日置教授によると、乱れの指標数値がレバノンの爆発は209。04年9月の浅間山(群馬、長野両県)噴火の148を上回り、11年2月1日の新燃岳爆発的噴火の239に匹敵。15年5月の口永良部島(鹿児島県)の噴火は122だった。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン