北陸大雪、立ち往生解消 福井で女性1人死亡
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大雪の影響で福井県の北陸自動車道で発生していた車の立ち往生は、11日深夜に解消した。中日本高速道路などによると、これで9日以降、北陸道や富山県の東海北陸自動車道、福井県の中部縦貫自動車道で発生した立ち往生は全てなくなった。除雪作業の結果、北陸道の複数区間で続いていた通行止めも12日朝までに全て解除された。福井県では雪に埋もれた女性1人の死亡が確認された。
中日本高速道路によると、11日午後11時までに、北陸道の上り線丸岡インターチェンジ(IC)―金津IC間に最後まで残っていた二十数台が救出された。
相次いだ立ち往生は一時、1200台を超え、富山、福井両県は自衛隊に災害派遣を要請。多数の車の立ち往生や負傷者を出した2018年の「福井豪雪」に匹敵する大雪になった。
また福井県は12日、同県勝山市の歩道で同市の女性(80)が11日午後、雪に埋もれた状態で見つかり、搬送先で死亡が確認されたと発表した。大雪に関連した県内の死者は計4人となった。
富山県氷見市では倒木などによる道路の寸断で、6地区が孤立状態となったが、11日までに4地区の孤立が解消された。富山県は残る2地区の復旧作業を急いでいる。〔共同〕
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