長崎沖、海保調査に韓国が中止要求 外交ルートで抗議
海上保安庁は11日、長崎県の男女群島・女島西方の東シナ海で、海洋調査をしていた同庁の測量船「昭洋」に対し、韓国海洋警察庁の船が中止要求してきたと発表した。日本側は、日本の排他的経済水域(EEZ)での正当な活動だとして外交ルートで韓国に抗議した。
海保によると、11日午前3時20分ごろ、女島の西方約139キロで、韓国海洋警察庁の船から無線で調査を中止するよう要求があった。約6時間にわたり要求を繰り返し、海域を離れた。午後は別の韓国海洋警察庁の船が同様の行為を繰り返した。
海保側は無線で日本のEEZ内での正当な調査と応答し、予定通り続けるとしている。韓国側の中止要求は、昨年8月15日に女島西方の東シナ海で測量船「平洋」の調査で初めて行われ、その後も断続的にあった。
海保の調査は1月に開始し、2月までの予定。〔共同〕