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闇ウェブに「コロナワクチン」 中国製かたり偽物販売か

新型コロナウイルスワクチンを扱うと紹介しているダークウェブ上のサイト=共同

匿名性の高いインターネット空間「ダークウェブ」上に、中国製などの新型コロナウイルスワクチンの売買を持ち掛けるサイトがあることが11日、専門家への取材で分かった。調達の詳しい経緯の記載はなく、偽物の可能性がある。

警察当局は「ワクチン接種が日本でも始まり順番待ちになると、一般的なウェブでも出回る可能性がある」と、新手の詐欺の出現に警戒を強めている。

情報セキュリティー会社「S&J」社長で、政府関係機関でも情報セキュリティー部門のアドバイザーとして活躍する三輪信雄さんが確認した。三輪さんによると、1月下旬~2月上旬、特別なソフトでダークウェブにアクセスしたところ「COVID-19 VACCINE」と新型コロナワクチンを指す英語を並べ、販売を持ち掛けるサイトが複数見つかった。

中国科学院武漢ウイルス研究所の科学者を名乗るグループのサイトもあった。「中国はワクチンを他国に共有しないが、われわれは他国に送ることに成功した」「中国を逃れ、より多くの命を救う活動をするために支援を」などと訴え、販売する意図はないが寄付はしてほしいとの内容だった。三輪さんがメールで金額を尋ねると、接種1回分当たり、最近のレートで約7千円相当の暗号資産(仮想通貨)ビットコインを求めてきた。

日本の製薬会社関係者は「ワクチン確保は国の最優先課題だ。厳格に管理されており(闇市場に)出回るはずがない」と指摘する。

新型コロナワクチンは、欧米など各国で接種が始まり、日本政府も米製薬大手ファイザー製を近く正式承認する見通し。こうしたなか、関連する犯罪も目立ち始めている。消費者庁によると「金銭を振り込めば接種できる」といった不審な勧誘が各地で続出している。〔共同〕

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