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東日本大震災とは 福島、最大16万人超が避難

きょうのことば

東日本大震災 2011年3月11日午後2時46分、三陸沖を震源とする巨大地震が発生した。地震の規模は国内観測史上最大となるマグニチュード(M)9.0。宮城県栗原市で最大震度7を観測したほか、福島、茨城、栃木の各県でも震度6強を記録するなど、東日本を中心に各地が強い揺れに見舞われた。

東北地方の沿岸部には高さ10メートル超の津波が押し寄せ、各地の市街地や集落が壊滅的な被害を受けた。国土地理院の解析によると、青森県から千葉県にかけての6県で計561平方キロが浸水し、JR山手線の内側の約9倍の面積に相当する。住宅40万戸超が全半壊した。21年3月1日時点で死者は1万5899人、行方不明者は2526人、震災関連死は3767人。人的被害は6434人が犠牲となった阪神大震災を上回り戦後最悪となった。

発電所の被災や運転停止により、東京電力管内では最大405万戸が停電し、鉄道網も広い範囲でまひした。首都圏で発生した帰宅困難者は、内閣府の推計で約515万人に上る。その後も東電管内では電力不足が続き、3月に計10日間、エリアを分けて順番に停電させる「計画停電」が実施された。

津波により浸水した東電福島第1原子力発電所は電源喪失に陥り、1~3号機で核燃料の冷却が不能になって炉心溶融(メルトダウン)が発生した。12日に1号機で、14日には3号機で水素爆発が起こり、原子炉建屋の屋根が吹き飛んだ。原発事故の深刻度を示す国際原子力事象評価尺度(INES)は旧ソ連のチェルノブイリ原発事故と並び、最悪の「レベル7(深刻な事故)」。事故後、同原発と福島第2原発(福島県)は廃炉が決まった。

福島県では震災による影響と合わせ、最大で16万人を超す住民が避難を余儀なくされた。13年8月時点で約1150平方キロに及んだ原発事故に伴う避難指示区域は、除染作業や道路などのインフラ整備が進んだことで徐々に縮小したが、現在も帰還困難区域が残る。

政府は復興の総仕上げと位置付けた16年度からの「復興・創生期間」を終え、21年度から5年間の「第2期復興・創生期間」に入る。原子力災害で被害にあった地域に国際教育研究拠点を設置するなど、帰還が遅れる福島県への移住や定住を促す。

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