東京都、新たに884人感染 重症者は最多の108人
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東京都は4日、新型コロナウイルスの感染者が新たに884人確認されたと発表した。4日までの直近1週間の新規感染者数は平均919.1人で、初めて900人台となった。重症者は7人増えて108人で、過去最多を更新した。都内の感染者は累計6万3474人。死者は2人増えて累計は634人となった。
年代別に見ると20代の241人が最多で、30代の181人、40代147人が続いた。重症化リスクの高い65歳以上の高齢者は90人だった。
都内では爆発的な感染拡大が続く。2020年12月31日には初めての4桁となる1337人の感染を確認。入院患者数も急増し、医療提供体制は逼迫している。
また都は4日、23区内にある都立高校で生徒と職員ら計45人が新型コロナに感染したと発表した。運動部でクラスター(感染者集団)が発生したとみられ、8日まで休校とする。都立学校でクラスターが確認されるのは初めてという。
都によると、感染者のうち41人が、2つの運動部のいずれかの部員や顧問だった。このうち1つの部では、2020年12月26日に部員の生徒2人の感染が判明。同部は大会に参加するため都外に遠征中だったが、感染判明を受けて出場を辞退した。その後、同行した生徒や教員の検査を進めたところ、相次いで感染が確認された。

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