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中銀デジタル通貨、日銀が4月から実験

(更新)

日銀は26日、中央銀行が発行するデジタル通貨(CBDC)に関する官民の連絡協議会を立ち上げた。同日の初会合で、日銀の内田真一理事は実証実験を「4月からスタートする」と表明した。

日銀は2020年10月にCBDCについて3段階の実験計画を公表した。第1段階は4月から22年3月までの1年間を予定する。コンピューターシステム上の実験環境で電子的にお金をやり取りし、不具合が生じないかなどを調べる。発行や流通といった通貨に必要な基本機能を検証し、こうした取引の記録システムも実験する方針だ。

次の第2段階では保有額に上限を設けるなどより高度な条件を設定する。オフラインでの決済や匿名性の確保、セキュリティー対策についても検証する。第3段階は民間事業者や個人が実際の支払いに使えるかを試すパイロット実験に進む想定だ。

官民の連絡協議会には財務省や金融庁のほか、銀行や証券、資金決済業者などの民間団体が参加する。日銀による実験の内容や進捗などを共有する。

内田氏は「現時点でCBDCを発行する計画はないとの考え方に変わりはない」とも語った。まだ国民のニーズが高まっているとはいえないためだ。米欧の中央銀行も発行の是非を検討している段階だ。

主要国では中国が22年の北京冬季五輪までの発行をめざして「デジタル人民元」の実験を繰り返している。国内外で電子決済の技術革新も進む。日銀は将来のニーズや環境の変化を慎重に見極める構えだ。

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