郵政社長、楽天との提携「携帯契約の拡大を支援」
日本郵政の増田寛也社長は25日に開いた記者会見で、前日に発表した楽天との提携について「携帯電話の契約拡大(の支援)を今後検討したい」と意欲を示した。郵便局への基地局設置も協議するという。楽天との提携は物流分野が中心だが、増田氏は24日に「金融やモバイルなどの事業分野でも幅広く提携を協議したい」と述べていた。
一部の郵便局は既に携帯契約の取り次ぎを手掛けており、増田氏は「ビジネスベースでお手伝いできる」と述べた。基地局を設置している郵便局もあり「楽天の場合は後発なので地域的ニーズがあればお使いいただきたい」とした。2021年3月までに詳細を詰める。
増田氏は、武田良太総務相がNHK受信料の徴収で郵便局との連携検討を指示したことにも触れ「いまどういう形でお手伝いできるか検討している。受信料の徴収コストを下げることに貢献できるか詰めたい」と前向きな姿勢を示した。
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