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長期金利上昇、0.150% 2年4カ月ぶり高水準

国内債券市場で金利が上昇(債券価格は下落)している。長期金利の指標になる新発10年物国債の利回りは25日、0.150%と2018年10月以来およそ2年4カ月ぶり高水準を付けた。世界的な株高で投資家のリスク選好姿勢が強まるなか、安全資産とされる国債を売る動きが加速している。米金利上昇の流れが国内市場にも波及した。

利回りの上昇は幅広い年限の国債で鮮明だ。超長期債である新発30年物国債の利回りは0.745%と18年12月以来、新発40年物国債は0.795%と19年1月以来の水準まで上昇した。25日の債券市場では、いずれもこの日の高水準で取引を終えた。

国内で金利が上がり始めた理由は大きく2つある。

まず、米金利の上昇だ。24日の海外市場では米長期金利が一時、1.43%とおよそ1年ぶり高水準になった。新型コロナウイルスのワクチン接種や米バイデン政権による巨額の経済対策が進むとの見方から、早期の景気回復期待が強まっている。米連邦準備理事会(FRB)の量的緩和策が縮小に向かうとの見方もあり、金利に上昇圧力がかかる。

もう一つは、日銀が3月中旬に結果を示す金融政策の点検だ。日銀は長期金利をゼロ%程度に誘導する金融緩和策を導入しており、現在は金利がプラスマイナス0.2%の範囲に収まるよう国債を買い入れている。三菱UFJモルガン・スタンレー証券の稲留克俊氏は「日銀が長期金利の上昇を容認するとの観測から、米金利に連動して日本の金利も上昇している」と話す。

市場では長期金利の一段高に慎重な見方も多い。野村証券の中島武信氏は「米国では銀行が積極的に国債購入に動いており、米金利上昇の勢いも弱まっていく」と指摘。「国内でも金利上昇の動きは限定的になり、当面は0.155%がメドになる」との見方を示す。

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