重い副作用「早急に開示」、ワクチン接種で田村厚労相

田村憲久厚生労働相は23日のTBS番組で、新型コロナウイルスのワクチン接種に伴う副作用について「重いものが出た場合には早急に国民に情報開示をしていきたい」と述べた。17日から始まった医療従事者を対象とする先行接種では、じんましんや悪寒といった副作用の疑いのある事例が2件報告されている。
田村氏は、接種した箇所に痛みが出るなど軽度な副作用は「あると認識いただいた方がいい」と指摘。強いアレルギー反応「アナフィラキシー」などが疑われる事例は速やかに情報収集する考えを強調した。
厚労省によると、22日午後5時時点で、全国の国立病院など95施設で1万1934回接種されている。厚労省は先行接種の対象となる4万人のうち約2万人の健康状態を追跡調査し、結果を公表する方針だ。