「緩和の限界」払拭に苦闘 2010年7~12月日銀決定会合
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日銀は25日、2010年7~12月の金融政策決定会合の議事録を公開した。リーマン・ショックから2年たっても円高・デフレの負の連鎖に苦しんでいた時期で、8月末の臨時会合で追加緩和に動く。10月には株式など多様な資産を購入する「包括緩和」を決めた。今もなお続く異例の政策に踏み込んでいく。
8月、臨時会合で追加緩和 「日銀の意思を明確に」
「円高傾向の定着が企業マインドに影響を及ぼすリスクも顕在化し始め...
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