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水素を燃料として使う上での課題は?

2020年12月8日の日本経済新聞朝刊1面に「水素 30年に主要燃料に」という記事がありました。政府は国内での水素利用量を2030年時点で1000万トン規模とする目標を設ける調整に入りました。水素を燃料として利用する上での課題は何でしょうか。

ここが気になる

温暖化ガス排出実質ゼロを実現するためには水素の利用が不可欠です。水素は燃料として使っても二酸化炭素(CO2)を排出しませんが、製造や輸送にかかるコストが高く利用が進んでいません。現在は1N立方メートル(ノルマルリューベ=標準状態での気体の体積)あたり100円程度とみられ、同じエネルギー量の液化天然ガス(LNG、同13円程度)と比べて約7倍も高くなっています

水素の価格をLNGと同等まで抑えるには最大1000万トン程度の供給量が必要になるとみられており、このたび30年の利用目標として掲げます。またコストを抑えるため、川崎重工業などはオーストラリアで低品質な石炭から水素を製造し、液化して日本に運ぶ実証を始めています

あわせて水素の用途を広げるため、政府は水素発電の実証を進めるほか、燃料電池車(FCV)の普及も急ぎます。また日本製鉄など日本の高炉大手は水素をつかった製鉄技術の実用化に取り組みます。これまで化石燃料の利用を前提としていた分野を大きく転換させるにはエネルギーが必要ですが、新しい技術が確立されればきっといい社会になると思います。

若手編集者が同世代にむけて新聞の読みどころを発信する「朝刊1面を読もう/Morning Briefing」は平日朝に公開します。もっと詳しく知りたい人は12月8日の朝刊1面を読んでみてください。
この記事をまとめた人:渡部加奈子
2015年入社。保育・女性活躍の取材を経て、コンテンツマーケティングを担当。小学生のときにやった水素の点火実験が忘れられない。

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