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20年の消費支出、落ち込み最大5.3%減 月27万7926円

(更新)

総務省が5日発表した2020年の家計調査によると、2人以上の世帯の消費支出は月平均で27万7926円となり、物価変動の影響を除いた実質で前年から5.3%減った。減少は2年ぶり。落ち込み幅は比較可能な01年以降で最も大きかった。新型コロナウイルスが感染拡大した影響で旅行関連や外食、衣料品などへの支出が大きく落ち込んだ。

2人以上の勤労者世帯の実収入は月平均で60万9535円となり、実質で前年比4.0%増えた。2年連続のプラスで、上げ幅は01年以降で最大だった。コロナの流行を受け、政府が国民に一律10万円の特別定額給付金を支給した影響が大きい。世帯主収入の落ち込み(1.5%減)を、給付金が補った。

支出を品目別にみると、国内外のパック旅行費や宿泊代など「教養娯楽」が前年比18.1%減った。外出自粛で交通費が減り、「交通・通信」は8.6%の減少となった。「被服・履き物」は19.8%減。テレワークの広がりでスーツや婦人服の需要が低迷した。感染予防のため人との接触の抑制が求められた結果、交際費や外食費も年を通じて減少した。

コロナの影響で支出が増えた品目もあった。たとえば「家具・家事用品」は前年より6.1%増えた。除菌グッズへの支出が急激に増えたためだ。「光熱・水道」も1.9%増。自宅で過ごす時間が増え、電気代や水道料の支払いが増えた。

20年12月の消費支出は2人以上の世帯で31万5007円となり、実質で前年同月比0.6%減少した。減少は3カ月ぶり。感染の再拡大で、外食や旅行費の減少幅が大幅に拡大した。季節調整済みの前月比では0.9%増えた。総務省によると、12月は気温が下がり、11月より冬物衣料が売れた影響が大きいという。

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