/

日銀、CP・社債の購入加速 1月は6000億円増

日本銀行

日銀による企業の資金繰り支援策でコマーシャルペーパー(CP)と社債の買い入れが加速している。1月末の残高は合計で約11兆4000億円と前月比で約6000億円増えた。増加率は6%と3カ月ぶりの高水準。政府の緊急事態宣言の再発令で企業の資金需要が拡大した。新型コロナウイルスの感染収束が見通せないなか、企業の資金繰りが再び逼迫する恐れが高まっている。

日銀はコロナ禍に対応した金融政策の一環として、企業が資金調達のために発行するCPと社債を買い入れている。購入枠の上限は計20兆円で、足元では枠全体の6割が利用されたことになる。企業の資金繰りは依然として厳しいものの、支援策を通じて倒産や失業者の急増を抑える効果があったとみられる。

日銀が保有する資産は1月末時点でCPが約4兆5000億円、社債が約6兆9000億円。それぞれ前月末に比べて4%、7%ずつ拡大した。緊急事態宣言の再発令で企業の資金需要が高まった。金融機関に貸し出しの原資を供給する制度の利用も伸びており、社債などの買い入れと貸出金の増加で日銀の総資産は709兆円と同1%増えた。

10都府県を対象に緊急事態宣言が延長される見通しになり、日銀内では「2021年度の景気下押しにつながる」との警戒が強まっている。サービス業を中心に企業の資金繰りが再び逼迫する恐れがあり、日銀は社債などの買い入れを通じて下支えする構えだ。日銀は20年12月に資金繰り支援の期限を21年9月末まで半年間延ばし、黒田東彦総裁は「必要があれば延長も検討する」としている。

春割ですべての記事が読み放題
今なら2カ月無料!

関連企業・業界

企業:

セレクション

トレンドウオッチ

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
春割で申し込むログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で申し込むログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
春割で申し込むログイン