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横浜市長選告示、8人立候補 保守分裂で国政にも波及

(更新)
横浜市長選の候補者の第一声に耳を傾ける有権者(8日、横浜市)

任期満了に伴う横浜市長選が8日、告示された。現職・新人合わせて過去最多の8人が無所属で立候補を届け出た。投開票日は22日。カジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致などが争点となる。

立候補者は届け出順に、元横浜市議の太田正孝(75)、元長野県知事の田中康夫(65)、前国家公安委員長の小此木八郎(56)、会社経営の坪倉良和(70)、元衆院議員の福田峰之(57)、元横浜市立大教授の山中竹春(48)=立憲民主党推薦、現職の林文子(75)、前神奈川県知事の松沢成文(63)の各氏。

自民党市連は自主投票を決め、小此木氏と林氏に支援が分かれる保守分裂となる。横浜市は菅義偉首相の「お膝元」で結果は求心力にかかわる。

首相は3日、党本部で開いた役員会で「小此木さん、我々の同志をよろしくお願いします」と呼びかけた。党所属の横浜市議36人のうち30人が小此木氏を支援すると言及した。7月29日発行のタウン誌でも小此木氏を「全面的かつ全力で応援する」と強調していた。

現職の首相が市長選で支持を鮮明にするのは珍しい。市連は小此木氏への推薦を見送り、林氏を応援しても処分しない。公明党も自主投票を決めた。自公支持層の投票先が割れ、他候補を利するシナリオが浮上する。

首相は市長選の主な争点となるIRの誘致に賛成する林氏を官房長官時代から後押ししてきた。それでも今回はIRに反対を表明した小此木氏を支援する。

首相はかつて小此木氏の父・彦三郎元建設相の秘書を務めた。小此木氏は2020年の総裁選で首相陣営の選挙対策本部長だった。

立民はIR反対を訴える山中氏を擁立した。連合神奈川が推薦し、共産党も「野党共闘」の候補として支援する。IRに反対する横浜港の港湾事業者も山中氏を推す。

票が分散すれば最多得票者が当選に必要な有効投票数の4分の1以上に届かないこともありうる。その場合は選挙をやり直す「再選挙」になる。政令指定都市では03年の札幌市長選の例がある。

20年9月の菅政権の発足以降、自民党は地方選や補欠選挙・再選挙で苦戦が続く。4月の3つの衆参両院補選・再選挙は1議席もとれなかった。7月の東京都議選は獲得議席が過去2番目に少なかった。

◇立候補者(届け出順)

太田 正孝75 元市議 無新

田中 康夫65 元長野県知事 無新

小此木八郎56 前公安委員長 無新

坪倉 良和70 会社役員 無新

福田 峰之57 元衆院議員 無新

山中 竹春48 元大学教授 無新

林  文子75 市長 無現

松沢 成文63 前神奈川知事 無新

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