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外国人入国86%減 20年速報値 下落率は過去最大

新型コロナの入国制限が影響

出入国在留管理庁は29日、2020年の外国人入国者数の速報値を公表した。新規入国と再入国を合わせた全体の入国者数は431万人で、過去最高だった19年の3119万人から86%減少した。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う入国制限が影響した。

外国人入国者数は東日本大震災の翌年の12年から19年まで一貫して増加していた。中国や東南アジア向けの査証(ビザ)発給要件の緩和などを背景に、8年間で2000万人以上増えた。20年は400万人台で推移した1990年代後半の水準に下がった。

入管庁によると、2020年の前年比下落率86%は記録が残る1950年以降最大となる。2番目に高い下落率は東日本大震災が発生した2011年の24%だった。3番目は1971年の22%減で、前年の大阪万博の反動により17万7千人減った。

20年の外国人入国者数を月別でみると、入国拒否の対象国・地域を大幅に広げた4月以降の下落幅が特に大きく、9月まで99%以上の減少率が続いた。

政府は昨秋から経済再開のため外国人の入国制限を緩めてきた。その結果、4月の5千人超から10月に3万5千人超、11~12月にはそれぞれ6万人台後半に増えた。

2国間の合意に基づくビジネス目的の往来の対象国・地域も段階的に広げ、11~12月の新規入国者の7割弱はビジネス往来の対象国・地域が占めた。

20年の新規入国者数を在留資格別にみると、観光目的などの短期滞在が最も多く、全体の93%を占めた。19年に比べ87%少ない336万人だった。次いで技能実習が55%減の8万人、留学が59%減の5万人と続いた。

国・地域別では中国が88%減の84万人で最多だった。2位の台湾は85%減の65万人、3位の韓国は91%減の43万人だった。日本人の出国者数は317万人で、前年から84%減った。

政府は20年12月末から全世界からの外国人の新規入国を原則停止した。感染力が強い新型コロナ変異種の英国などでの流行を踏まえた。今年1月14日からは中国や韓国など11カ国・地域とのビジネス往来も停止している。

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