くすぶる厚労省改革論 省庁再編20年、コロナ後に検証
(更新) [有料会員限定]
中央省庁が再編されて6日で20年を迎える。縦割り打破へ1府12省庁に集約した体制が定着したものの、政府・与党には新型コロナウイルス対応で後手に回る厚生労働省の改革案がくすぶる。菅義偉首相は感染収束後に各省庁の体制のあり方を検証する意向だ。
「厚労省に任せてはいられない」。政府高官の一人はワクチン確保について厚労省への不信感を隠さない。
念頭には首相が官房長官時代、早期承認に期待を寄せた抗インフルエ...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り1389文字