無党派層高止まり、下がる投票率 対立軸見せられず
小選挙区制の功罪 誤算の四半世紀
[有料会員限定]
政権交代や政策を競う選挙で政治への関心を高める――。1990年代の選挙制度改革は金権腐敗政治への失望を打開する役割も担った。四半世紀後、無党派層の高止まりと投票率の低下に直面している。
「ネットで署名できます」。立憲民主党の落合貴之衆院議員は2020年12月17日、ツイッターで「投票率10%アップ」の運動を呼びかけた。
自民党出身で今は立民の中村喜四郎元建設相が仕掛け人である。野党幹部らによる呼び...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り1302文字