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フィリピンと宇宙分野協力 航空幕僚長、監視強化で関心

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【マバラカット(フィリピン北部)=共同】フィリピン訪問中の井筒俊司航空幕僚長は23日、北部ルソン島のクラーク空軍基地で記者会見し、フィリピンへの防衛技術移転を進める上で、宇宙分野で協力し監視能力を高めることに両国が関心を寄せていると明らかにした。両国は南シナ海での中国の軍事活動を念頭に防衛協力を強めている。

井筒氏は「両国は宇宙からの状況監視活動に関心を寄せている」と指摘。「人工衛星で集めた情報をどう活用するのかもポイントだ」と述べ、ソフト面を含めた協力に前向きな考えを示した。

共に会見したフィリピン空軍のカンラス司令官は「日本は宇宙技術で進んでいるが、フィリピンは新たに参入したばかりだ」と説明。衛星は通信や天気予報にも活用できると述べた。

両国は2016年、防衛装備品・技術移転に関する協定に署名した。今年4月、東京で外務・防衛閣僚協議(2プラス2)を初開催し、技術移転をさらに進めることで一致していた。

井筒氏は、協定に基づき輸出された防空レーダーに関し、フィリピン軍への運用訓練のほか、レーダーを制御するソフトウエアでも協力する可能性を挙げた。「残念ながら、海域と空域はもはや安全ではない。だからフィリピンと日本の国民の権利を守るため監視が必要だ」と強調した。

カンラス氏はレーダー供与を評価し「これまで日本との関係は経済だけだった。今は軍事・国防でも協力を強化している」と訴えた。

共同訓練に日本側は、小牧基地(愛知県小牧市)からC130H輸送機と隊員約20人を派遣した。

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