モーリシャスに円借款、最大300億円 経済回復を支援
外務省が発表

外務省は22日、モーリシャスに最大300億円の円借款を供与すると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大や2020年夏に同国沖で起きた重油流出事故などからの経済回復を後押しする。
両政府が同日、交換公文に署名した。航海監視レーダーや制御用コンピューターなど海難事故防止のための関連機材も6億円分供与する。
茂木敏充外相が20年12月に同国を訪問した際、モーリシャス政府から要請を受けて支援する方針を表明していた。
20年7月に長鋪汽船(岡山県笠岡市)が所有する大型貨物船「WAKASHIO」が同国沖で座礁し、その後重油が流出した。マングローブ林やサンゴ礁が汚染される被害が出た。