雇調金特例「延長で調整」 首相 参院本会議で
菅義偉首相は22日の参院本会議での代表質問で、雇用を維持する企業に雇用調整助成金を手厚く支給する特例を延長する意向を明らかにした。「特例措置を延長する方向で調整している」と述べた。「新型コロナウイルス禍で多くの方が生活に不安を感じている中、しっかりと雇用を守ることが政治の使命だ」と訴えた。
国民民主党の榛葉賀津也幹事長の質問に答えた。
特例は現在2月末までとなっている。緊急事態宣言の再発令で与野党からは延長を求める声が上がっていた。通常は1人あたり1日8370円が上限で、助成率は中小企業で3分の2としている。新型コロナの感染拡大を踏まえて上限は1万5000円、最大100%まで引き上げている。