国家公務員の残業代「全額支払う」 河野規制改革相

河野太郎規制改革相は22日の記者会見で、国家公務員の超過勤務手当に関し「残業時間はテレワークを含めて厳密に全部付け、残業手当を全額支払う」と語った。麻生太郎財務相の理解を得たと説明した。「不正があれば私に言ってほしい。『やらない、やらせない、見逃さない』を徹底したい」とも強調した。
国家公務員制度を担当する河野氏は内閣人事局に指示し、2020年10~11月の国家公務員の正規の勤務時間外の在庁時間を調査した。20代総合職で3割、30代の15%程度が過労死ラインの目安となる月80時間を超えた。河野氏は「データを見る限り、サービス残業がないとはおよそ考えられない」と指摘していた。