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カーボンプライシングとは 温暖化ガス排出量に価格付け

きょうのことば

▼カーボンプライシング 二酸化炭素(CO2)など地球温暖化につながる温暖化ガスの排出量に価格を付ける仕組みをさす。頭文字を取ってCPと略す。燃料ごとのCO2排出量は使用量やそれによる発熱量などを掛け合わせる各国共通の計算式で算出する。排出量が多いほど支払う対価も高くなり、排出抑制の動機づけとなる。企業は対策を講じて排出量を減らすか、排出の対価を支払うかを選ぶことになる。

対価の例に燃料利用に応じて事業者に課税する炭素税と、企業が事前に定められた排出量の過不足を売買する排出枠取引制度がある。炭素税は一般的に政府が燃料ごとに税率で値決めする。それを踏まえて企業が取り組んだ結果、社会全体の排出削減量が決まる。価格は固定されるが、削減量は努力次第で変わる。排出枠取引制度は政府が全体の排出量の上限を設定する。排出枠が市場で売買される結果、価格が決まる。総排出量は固定されるものの、排出枠の価格は需給で変動する。

いずれも米欧が先行する。環境省によると、炭素税はフィンランドが1990年に取り入れ、今では欧州連合(EU)加盟国の多くが採用する。排出枠取引制度もEUが2005年に始めた。日本では東京都や埼玉県が導入済みだが国の規定はない。化石燃料のうちCO2を多く出す石炭にかかる税負担が低く、税体系が合っていないとの指摘はある。

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