官房長官、法案誤記を陳謝 国会で説明

加藤勝信官房長官は18日の衆参両院の議院運営委員会理事会で、政府が提出した法案に誤記が相次いでいる問題を説明し、陳謝した。
これまでにデジタル庁創設を柱とするデジタル改革関連法案、産業競争力強化法改正案、銀行法改正案に関連資料や条文の誤りが発覚している。野党は閣議決定のやり直しを求めたが、政府は拒否する方針だ。
政府はデジタル改革関連法案を今国会の最重要法案に位置づけている。関連資料に45カ所の誤記があったと判明した後、それを修正した正誤表にも誤りがあった。
産業競争力強化法改正案の条文で「もしくは」とすべきところを「もししくは」と記載するなど3カ所、銀行法改正案で1カ所の誤りが見つかった。政府は他の提出法案についても調べている。