岸田氏「挑戦したい」 9月の自民党総裁選に改めて意欲
自民党の岸田文雄前政調会長は17日のBS朝日番組で、9月に実施される党総裁選への出馬に改めて意欲を示した。「総裁選が行われるとするならば、ぜひ挑戦したい」と述べた。「国民の協力を引き出せる政治を実現したい。国民の声を大事にする態度が大事だ」と唱えた。
岸田氏は2020年9月の前回の総裁選で、菅義偉首相に次ぐ2位だった。その際に訴えた分断や格差の問題や地方創生を挙げて「新型コロナウイルスとの闘いの中でこうした課題の重要性はますます高まっている」と強調した。
岸田氏は11都府県に発令された緊急事態宣言を巡り「(感染者数などの)数字を見る限り、引き締めについて十分、実績があがっていないのではないかという指摘はしっかり受け止めなければならない」と話した。
宣言の対象や対策が十分かを問われ「最初に締めて徐々に緩めた方が結果的には良いケースも多いのではないか」と言及した。