コロナ困窮世帯への給付金、ふたり親にも 自民・世耕氏
「来週にも対応策」

自民党の世耕弘成参院幹事長は14日のNHK番組で、新型コロナウイルスの影響で困窮する子育て世帯への追加支援の必要性を強調した。低所得のひとり親だけでなく、ふたり親への給付金に言及した。「できるだけ早く、来週中にも対応策をまとめたい」と述べた。
世耕氏は「ひとり親世帯も大変だが、収入が急減しているふたり親世帯も大変困窮している」と語った。
学校の入学時期は子育て世帯の負担が重いと指摘した。「子どもの人数に応じた支援策を入学シーズンの前に決定していく」と言明した。
緊急事態宣言の解除後について、宣言に準じる「まん延防止等重点措置」を活用すべきだとの考えも表明した。飲食店の時短営業などの制限は必要だとの認識を示した。
「再拡大の兆候を少しでもつかんだら、まん延防止等重点措置でエリア、業種をしぼった制限をかけるのも検討すべきだ」と話した。「時短要請はステージ2が安定するまで継続する必要がある」と説いた。
11日発売の週刊文春で報じられた総務相経験者らとNTTの会食にも触れた。「許認可や補助金にからむ話がなければ、民間企業との意見交換や勉強目的の会食まで法律で禁じられているわけではない」と主張した。
「政治家は民間企業の現場の状況や技術の動向を勉強する機会はあってもいい」と会食の意義も唱えた。
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