野党が補正組み替え要求
立憲民主党の安住淳国会対策委員長は12日、自民党の森山裕国対委員長と国会内で会談し、政府の観光支援事業「Go To トラベル」の費用1兆311億円を盛り込んだ2020年度第3次補正予算案を組み替えるよう求めた。森山氏は持ち帰った。
安住氏は「新型コロナウイルス禍のお金の使い方を間違えている。この予算は認められない」と記者団に強調した。
森山氏は安住氏に対し、営業時間短縮の要請に応じた飲食店への「協力金」に充てるため、政府が20年度補正予算の予備費支出を週内に閣議決定すると説明した。
公明党の山口那津男代表は政府与党連絡会議終了後、3次補正予算案の組み替えに関し「必要ない」と官邸で記者団に語った。〔共同〕