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森氏発言への追及相次ぐ 衆院予算委、立民の女性3氏

東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長による女性蔑視と受け取れる発言を巡り、9日の衆院予算委員会で野党からの追及が相次いだ。橋本聖子五輪相は「森会長は大会をつかさどる責任者の立場だ。発言はあってはならなかった」と強調するなど、事態の収拾に追われた。

立憲民主党は亀井亜紀子、金子恵美、山本和嘉子3氏が質問に立った。「発言は国益を損ねている」などと主張し、森氏の交代を促した。

亀井氏は外国の駐日大使館などからツイッター上で批判が集まっていることを挙げ「どんどん開催に向けて条件が悪くなる」と指摘した。

立民の3氏はそろって白いジャケットを着て出席した。亀井氏は米国で白は女性の参政権運動のシンボルカラーだと紹介した。予算委の後に開いた衆院本会議では立民の議員の多くが白ジャケットや白いバラなどを身につけ、森氏の発言に抗議の意を示した。

予算委で橋本氏は「森会長自身が世界に向かって説明責任を果たさねばならない」と語った。森氏の進退については「組織委が判断しなければならない」と繰り返した。

閣僚からも男女共同参画に逆行するとの答弁が続いた。上川陽子法相は「期待を裏切る形で発言がなされたことは重く受け止めている」と訴えた。小泉進次郎環境相は「やはり日本は変わらない国なのかと国際社会から見られているなら非常に残念だ」と述べた。

批判の矛先は自民党の二階俊博幹事長にも向けられた。二階氏は8日、森氏の発言後に390人ほどの大会ボランティアが辞退を表明したのを「瞬間的」な動きなどと言及した。

橋本氏は二階氏の発言についても「不適切だった」と明言した。麻生太郎副総理・財務相も「ボランティアは大きな大会をやるときに必要な大きな力だ。そういった方々への敬意を欠いている」と話した。

二階氏は9日の記者会見で発言の真意を問われ「冷静に考えたら落ち着いた考えになるのではないか。特別深い意味はない」と説明した。橋本氏の「不適切」との答弁への感想を問われ「いちいち幹事長が論評を加える必要はない」と答えた。

加藤勝信官房長官は記者会見で「ボランティアの皆さんに組織委からしっかり説明し、納得していただくことが大事だ」との見解を示した。

公明党の山口那津男代表は「五輪精神に共感して参加してくれた方々だ。組織委としてそれを受け止めて対応してほしい」と注文をつけた。

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