首相、ビジネス往来は継続「変異種確認でその国は停止」
菅義偉首相は8日のテレビ朝日番組で、中国や韓国など11カ国・地域からのビジネス目的の新規入国を巡り、緊急事態宣言の発令中も継続する考えを明らかにした。新型コロナウイルスの変異種に触れ「市中で一例でもあったらそこ(の国)は即停止したい」と述べた。
自民党内で水際対策を強化するためビジネス往来の停止を求める声が出ている。首相は「国と国との関係で取り組んで、安全なところについてやっている」と主張した。停止する場合は個別の国・地域と協議する意向を示した。
緊急事態宣言の解除の基準について「感染者が下向きになるのが一番大事だ」と強調した。政府の新型コロナ分科会が定めた4段階の感染状況を引き合いに「ステージ3に早くなることの方が大事だ」とも語った。
番組は同日夕に事前収録した。