日米外交、環境が最優先課題に 背景にミレニアル世代
横江公美・東洋大教授
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バイデン米次期政権の発足をきっかけに、日本は米国との向き合い方を中長期的に改めざるを得ない。バイデン氏を当選へ押し上げたのはミレニアル世代の票だった。内政に限らず外交も今の若年層の価値観に引っ張られて大きく変容していく。
ミレニアル世代は過去の若者たちと比べても、米国という国家の威信より個人としての幸福を望む傾向が強い。国際社会で一方的にリーダーシップを発揮する米国のあり方を「上から目線」だと嫌う...
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