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接待問題、総務審議官を更迭 NTT社長は15日国会招致

接待問題で陳謝する谷脇康彦前総務審議官(8日午後)

武田良太総務相は8日、総務省幹部がNTTの接待を受けた問題を巡り、谷脇康彦総務審議官を官房付に更迭した。利害関係者からの接待を禁じる国家公務員倫理規程に違反する可能性があるため。参院予算委員会は15日にNTTの澤田純社長を参考人として招致する。

武田氏は8日、同問題に関する中間報告を公表し「倫理法令に違反する疑いが高い」と述べた。参院予算委では谷脇氏の更迭理由を「行政への信頼、信用を失墜させた」と説明した。

谷脇氏は同日の参院予算委で「国民の疑念をさらに招き、情報通信行政への信頼を損なった。深くおわびしたい」と陳謝した。携帯電話事業を担当する総合通信基盤局長時の2018年に2回あった接待で「携帯電話料金は話題に出たと思う」と話した。

総務省はNTT以外の企業を含め、他の職員にも接待がなかったか調査を続ける。調査結果を人事院の国家公務員倫理審査会に報告し、谷脇氏らを処分する。

中間報告によると、谷脇氏と巻口英司国際戦略局長は18~20年に計4回、NTTやNTTデータから接待を受けた。谷脇氏は3回で総額10万6852円、巻口氏が1回で土産代を含めて5万1165円だった。

谷脇氏はこれまで国会で「先方から提示された金額を会費として支払った」と答弁していた。中間報告によると3回の接待のうち自己負担は1回、5千円だけだった。巻口氏は20年6月の会合で1万円を負担した。

倫理規程は利害関係者による接待を禁止し、自己負担額が1万円を超える場合は事前の届け出も義務付けている。

巻口氏との接待には当時総務審議官だった山田真貴子前内閣広報官も同席していたが、総務省は「すでに退職した」との理由で山田氏を調査対象から外している。

参院予算委は接待した理由などを把握するため、15日に澤田氏を参考人で招致する。衆参両院の事務局によるとNTT社長が国会に招致されるのは2000年に法案審議のために出席して以来となる。

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