7日の参議院での代表質問概要

7日の参院での代表質問の概要は次の通り。
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山口那津男氏(公明)電気料金高騰で国民生活への影響が既に広く及んでいる。実効性のある感染症法改正が必要だ。送迎バスの置き去り対策強化を。ウクライナ訪問など積極的な外交を。
浅田均氏(維新)北朝鮮の弾道ミサイルに破壊措置を取らなかった理由は。為替介入は効果が一時的だ。
舟山康江氏(国民)全国瞬時警報システム(Jアラート)の誤作動を改善すべきだ。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と自民党の関係を断つと約束を。山際大志郎経済再生担当相は「野党の話を聞かない」との発言を撤回するか。責任重大で早く辞任すべきだ。
小池晃氏(共産)安倍晋三元首相を国葬としたことは憲法14条の「法の下の平等」に反する。
石垣のり子氏(立民)岸田文雄首相が長男を秘書官に起用したのが身びいきでない理由は。給与はどうなるのか。寺田稔総務相は資金の流れが不透明と報道されている。
牧野京夫氏(自民)参院として地域代表的な性格をどう果たすか結論を出さなければならない。
▽政府答弁
岸田文雄首相
【電力高騰】全ての家計、企業が直面する電力高騰の対策に全力を挙げる。
【為替介入】急速で一方的な円安の進行は望ましくない。
【感染症法改正】機動的かつ効果的な緊急事態対応が可能になる。
【送迎バス事故】都道府県に、指導監督における留意事項を示したい。
【ウクライナ支援】私自身のウクライナ訪問については、諸般の事情も踏まえ適切に対応する。
【北朝鮮ミサイル】Jアラートの不具合は、今後起こらないよう再発防止に取り組む。自衛隊のレーダー解析の結果、日本の領域に落下する恐れがないと判断し、破壊措置は行わなかった。
【旧統一教会】自民党議員が旧統一教会との接点を持ち、政治への信頼を損ねた。今後は関係を持たないとの方針を徹底し、チェック体制の構築によって担保する。
【国葬】法的に誰かを差別することとは無関係だ。
【長男の秘書官起用】秘書官チームの即応力の観点から総合的に判断した。俸給は公設第1秘書を務めていた前職と同水準になる。
【寺田総務相】国民から理解が得られるよう説明を尽くし、信を得ていかなければならない。
【参院改革】各党間で議論が行われてきた。
寺田稔総務相
【妻への事務所賃料支払い】政治資金は適正に処理している。
山際大志郎経済財政・再生相
【参院選での発言】撤回し、改めておわびする。発言に慎重を期し、丁寧に発信していく。閣僚としての責任を果たす。
〔共同〕