自民、菅原一秀氏の離党届受理 選挙区で現金配布疑い
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自民党は2日、菅原一秀前経済産業相が提出した離党届を受理した。持ち回りで開いた党紀委員会で了承した。菅原氏は選挙区内の行事の主催者らに「会費」などの名目で現金を提供した疑いが浮上した。東京地検特捜部は公職選挙法違反(寄付行為)の罪で近く略式起訴する見通しだ。
衛藤晟一党紀委員長は2日、党本部で記者団に「極めて残念だ。改めて襟を正していかなければならない」と語った。
自民党は同日、衆院事務局に菅原氏の会派離脱を届け出た。菅原氏は1日に議員辞職願を提出しており、3日の衆院本会議で許可される見込み。
菅原氏は「私の政治活動で一部公選法に触れる部分があり、すべて包み隠さず当局への説明を終え、けじめとして衆院議員を辞職する決意をした」とのコメントを出している。
衆院の新たな会派別勢力分野は次の通り。
自民党・無所属の会277▽立憲民主党・無所属114▽公明党29▽共産党12▽日本維新の会・無所属の会11▽国民民主党・無所属クラブ10▽無所属11▽欠員1