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会食時の話「覚えていない」 農水次官、接待問題で陳謝

衆院予算委の集中審議に参考人として出席し、接待問題について説明する農水省の枝元真徹事務次官(1日)=共同

贈収賄事件で在宅起訴された鶏卵生産大手の元代表から接待を受けた農林水産省の幹部が1日、衆院予算委員会で陳謝した。枝元真徹事務次官は会食時の会話を巡り「2年半ほど前のことでほとんど覚えていない」などと曖昧な答弁を繰り返した。

枝元氏は自身が同席した2018年10月の会食について説明した。吉川貴盛元農相に河井克行元法相との会食だと誘われたと明かした。鶏卵生産大手「アキタフーズ」グループの元代表の出席は当日まで知らなかったと弁明した。

農水省は同社を国家公務員倫理規程が接待を禁じる「利害関係者」と認定している。元代表を利害関係者だとその場で認識しなかったのか問われると「よく覚えていないが思っておくべきだった」と答えた。

会食の途中に退席するなどの対応は「なかなか難しかった」と語った。会食時に養鶏問題に関する働きかけは「なかったと認識している」と強調した。枝元氏と水田正和生産局長は農相ら政務三役とアキタフーズ以外の養鶏業者との会食には同席したことがないと明言した。

水田氏は19年9月に接待を受けた。同氏は「会食費は吉川氏が負担すると聞いていた」と述べた。倫理規程に違反しないと思っていたと説明し「誰が払ったか確認すべきだった」と釈明した。

贈収賄事件の背景に家畜を快適な環境で育てる「アニマルウェルフェア」を巡る要望があったとの疑念が指摘されている。立憲民主党の本多平直氏は鶏卵業界を所管する食肉鶏卵課だけでなく、関わりのあるすべての部署で接待の有無を調査すべきだと主張した。

野上浩太郎農相は人事院の指導を受けた妥当な調査だったとしつつ「指摘も踏まえて検討したい」と言及した。

共産党の塩川鉄也氏は枝元氏が農水省の倫理監督官である事務次官を務めている点を問題視した。「誰が利害関係者が分からないのにどうして務まるのか。事務次官の資格がない」と迫った。

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