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ヒトゲノムの配列、「完全に解読」 各国研究者

(更新)

【ニューヨーク=野村優子】各国の研究者らは、人の設計図とされるヒトゲノム(人間の全遺伝情報)の配列を、初めて完全に解読したと発表した。31日、米サイエンス誌に論文が掲載された。ヒトゲノムの完全解読は、遺伝性疾患の特定や分析を行う上で重要な一歩となる。

ヒトゲノムを構成するのは60億(30億対)の文字(塩基)配列で、これが完全解読された。米国立ヒトゲノム研究所(NHGRI)の所長、エリック・グリーン博士は声明で「ヒトゲノムの完全な塩基配列が決まったことは驚くべき科学的な成果。ヒトの疾患の遺伝子研究を後押しするだろう」と述べた。

NHGRIは、ヒトゲノムの完全解読をめざすコンソーシアムを率いる研究者を抱えており、主要な資金提供者でもある。このコンソーシアムには、世界で100人以上の研究者が参加した。

ヒトゲノムを巡っては、2003年に国際チームが塩基配列を発表した。ただこれは完全なものではなく、これまでに92%が解読されてきたが、残りの8%については解読できていなかった。

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