世界市場、コロナ後先取り 実態経済とは乖離も
金、ドル安受け最高値 原油は初のマイナス価格
[有料会員限定]
2020年の金融市場は新型コロナウイルスで大きく揺れた。世界の主要な資産のうち最も上昇したのは銅で、最大消費地の中国の景気回復期待が高まっている。米ダウ工業株30種平均は初めて3万ドルを突破した。ワクチン開発の進展など新型コロナの感染収束を前のめりに織り込んでおり、実体経済との乖離(かいり)も広がる。
世界景気を先取りする「ドクター・カッパー」の異名を持つ銅は1年間で27%上昇した。いち早く新型コ...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り1326文字