東京都、育児休業の取得促進へ愛称募集

東京都は28日、子育てに伴って仕事を休む「育児休業」の愛称を募集すると発表した。育休取得率は女性で8割を超えるものの、男性は1割強にとどまる。同日記者会見した小池百合子知事は「制度があっても職場の空気や理解が得にくいことで、ためらう人はいまだに多い。みんなが使いやすくなる制度とするためにも育休という言葉を見直す」と話した。
募集期間は5月30日までで、インターネット上の専用フォームで受け付ける。都内に在住していなくても応募できる。サイボウズの青野慶久社長やタレントの杉浦太陽さんら著名人や有識者が選考する。採用後は育休取得の普及啓発などの都事業に活用する。
東京都は子ども目線での政策立案を目指す「チルドレンファースト」を掲げており、育休の愛称募集はその一環となる。4月には司令塔となる子供政策連携室を設置したほか、28日には庁内の縦割りを排して事業を進めるための推進本部も発足した。
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