日産、サブスクで車の走行を即把握 月4400円で法人対象

日産自動車は22日、法人を対象とした車両運行管理サービス「日産ビズコネクト」を2023年1月に始めると発表した。標準プランで1台あたり月額4400円のサブスクリプション(定額課金)サービスとする。営業車などに取り付けた通信機やドライブレコーダーで、位置情報などの走行状況をリアルタイムに把握する。
サービスは電気自動車(EV)などを含む日産の車種のほぼ全てを対象にする。利用者は、顧客への急な訪問などの指示を迅速に出せるようになる。速度超過や急な挙動などの危険運転情報も共有されるため、運転手の安全運転指導に役立てられる。
車両の走行状況や危険運転などの情報を即時に把握し、サービス利用者は業務効率の改善や安全性の向上につなげられる。日産は年間の新車販売台数のうち2割を占める法人向け事業を強化し、注力する「つながる車」での新たな収益モデルを目指す。
金融子会社の日産フィナンシャルサービスと共同開発した。機器設置の初期費用は別途かかる。専用のサポートセンターも設置し、サービスの活用を支援する。
22日、EVのバッテリー残量や電力消費量などを車両運行管理に生かす実証実験も23年1月に始めると発表した。日産ビズコネクトなどのサービス拡充につなげる。
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