緩和縮小の議論はいつ? FRBのジレンマ
金融政策・市場エディター 大塚節雄
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金利を占う上で最も注目されるのは、米連邦準備理事会(FRB)の政策動向だ。しかし、パウエル議長は超金融緩和の出口論を封印している。拙速な緩和縮小のメッセージが、目先の市場混乱を呼び込むことへの警戒も強い。ただ本来なら、長い目でみた市場安定には正常化議論を早めに始める必要がある。過熱する株式市場と強まる米長期金利の上昇圧力のなか、薄氷を踏むような政策運営が続く。...
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