コロナ下でインフレの芽 需要回復、供給追いつかず
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米欧を中心に物価上昇圧力が高まってきた。新型コロナウイルス禍で多くの製品の供給や輸送力が細るなか、大規模な財政出動やワクチン普及による経済正常化で需要が急回復すれば、物価高が加速する可能性がある。インフレ圧力の高まりは金融引き締め観測や、長期金利の上昇と連鎖したドル高を誘う。金融政策のかじ取りは一段と難しくなりそうだ。
米国の1月の物価上昇率は1.4%とコロナ前の水準に迫る。米債券市場では今後10...
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