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ユニーク賞に南山大・慶大の2チーム 全国学生対抗戦

円・ドルダービー

独自の視点で為替相場を分析した学生を表彰する「第21回学生対抗円ダービー・ユニーク賞」の結果が出そろった。本賞には南山大の堀場友歌さんと慶応大の小野亜門さんが代表を務める2チームが選ばれた。

堀場チームは国際金融論を教える稲垣一之准教授のゼミに所属する3年生3人だ。米国富裕層の資産が増えるとドル高となる傾向を、13年間にわたるデータで確かめた。米民主党政権の富裕層への増税がドル安につながるとみた着眼点を、審査員の藤田康範・慶大教授は「米国で広がる格差に注目している点が評価に値する」と評した。また、予想の精度を高めるため10年物国債の利回りなど複数の指標を用いた。「ユニーク賞だけでなく予想でも上位に立ちたかった」と堀場さん。本戦も380チーム中4位の好成績だった。

慶大の小野チームは、計量経済学などを学ぶ秋山裕准教授の研究会に所属する5人。3年の藤井季子さんは不況になるとゴミの量が減り、自国通貨の価値を下げるのではと考えた。東京23区とニューヨーク市のゴミ収集量を推計に用いようとしたが、ネットの情報は限られる。藤井さんは千代田区にある特別区自治情報・交流センターを訪ねて10年分のデータを得た。

審査員を務めた三井住友DSアセットマネジメントの宅森昭吉氏は「情報を足も使って集めた努力は立派」と評価した。代表の小野さんは「今回の経験を秋以降の論文執筆に生かしたい」と話していた。

次点のもう一歩賞には3チームが選ばれた。愛知学院大4年の柏原茉知さんのチームは新型コロナウイルスのワクチン接種の進展が自国通貨の価値を高める関係に着目。日米の接種率の差を予想に用いた。慶大3年のキム・ハンアさんのチームは巣ごもり需要が為替に与える影響を、デリバリー企業の株価を用いて分析した。南山大3年の高桑春美さんのチームは英オックスフォード大が公表する新型コロナ対策の厳格さに関する各国指標を予想に組み入れた。

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