集団的自衛権、違憲から合憲へ
憲法のトリセツ
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長年のルールを変えようとすると、反発を招くのはどこの集団でも同じです。政府が2014年に集団的自衛権の行使に関する憲法解釈を違憲から合憲に変更し、翌15年に安全保障関連法(政府は平和安全法制関連2法と呼称)を制定した際にも、世論は大きく割れました。
国際情勢は常に変化するので、それに応じて法制度が変わることはあっておかしくありません。ただ、戦後日本の安保論争を振り返ると、「ここが限界で、さらに踏...
憲法改正をめぐるニュースが増えています。 憲法が果たす役割とは何でしょうか。今後どう改憲論議が進むのでしょうか。 このコラムでは実際の判例や歴史を交えて、憲法のわかりやすい「取扱説明書」をお届けします。